名前:黒猫

『運命の記述』46冊目

流石は闇の眷属

「世間ではこういうのをなんて言うのかしら。
雪が降っていたらホワイトクリスマス。じゃあ雨の時は?
レイニークリスマスと言うのかしら?」


「こういう時は良いタイミングで雪が降って来て……というのが普通ではないの?
何故会う前から雨が降っているの?というか昨日から降っていたわよね。
本当に有り得ないわ。私も、あなたも……。」


「今日は……非公式だけれど、莫迦になっても良い日らしいわ。
友人同士で騒ぐとか、恋人同士で……とか。莫迦莫迦しいわ。
まったく以て莫迦莫迦しい。だけど……。」



「認められているのなら仕方がないわ。そう、仕方がないのよ。」



「コホン。」