吹き飛ばされたリーは
自分が座っていた椅子の背もたれを突き破り
後ろの大きなドラに叩き付けられた。
それと同時にドラの大きな音が部屋中に響く。
オディワン・リーはもう動く気配は無い。
レイは倒れている老師に駆け寄る。
ソウズとマンズを倒したが 既に限界だったようだ。
レイ「ジ ジジイ!」
『よくやったな レイ・・・
強く・・・ なったな・・・』
レイ「何言ってんだ。 ジジイほどじゃねーさ」
『心山拳・・・ お主なら・・・
正しく 伝承してくれるじゃろ・・・』
レイ「バ バカ言うな!」
『いや・・・ ここまで もったのが 不思議なくらいじゃ・・・
お主の成長が ワシを ここまで生きさせたのじゃろ・・・
レイ・・・ お主は 本当は優しい娘じゃ・・・
優しさと強さ・・・ その2つを忘れてはならぬぞ・・・』
レイ「・・・ わかったよ」
『さ・・・ サモとユンに伝えるかの・・・
お主の・・・ 成長ぶり・・・を・・・』
ついに 老師は息絶えてしまった。
レイ
「お・・・!」