今日もマッケンジー家に来た貴方。しかしいつもとは何やら様子が違う

「うわぁぁぁぁぁぁっ」

ウェイバーが叫び声をあげ、庭を走り回っている。
ウェイバーの悲鳴あるところにライダーあり…。
後方に見えるのは当然ながらライダーだった。
手に何かを持ち、それをウェイバーに投げ付けている。
今日は節分。ライダーが投げているのは恐らく豆なのであろう。
……しかしその威力が普通ではない。

ライダーによって投じられた豆は、さながら銃弾のようにウェイバーを襲っていた。

「坊主、遠慮せんと貴様も投げてこんか。余ばかりではつまらんではないか」

「そんな余裕あるかぁぁぁ!!!っあぁぁぁぁ!!!!
何なんだよこの行事は!
人に豆ぶつけて何が楽しいんだぁ!!」

……いや、本来節分はこんな命がけの行事ではないはず
節分