【涼宮ハルヒ】
直接的・間接的を問わなければ、作中に起きるほぼすべての事件の原因であるとも言える少女。
とにかく『普通』に退屈を感じており、宇宙人・未来人・超能力者と言った不思議を常に追い求めているが、
ハルヒ自身は、自分がSOS団に引き入れた長門とみくる、古泉がそれら特殊な存在であることには気付いていない。
唯我独尊、傍若無人。周囲の迷惑など露ほども考えず、好き放題に振る舞う、ワガママ女。初めこそそのような面を強烈に見せていた。
しかしキョンに出会い、他のSOS団員たちと共に過ごすうちに少しずつ丸くなり、現在では『憂鬱』や『溜息』で見せていた無茶苦茶な行動はすっかり鳴りを潜め、破天荒な思考を持つ女子高生程度にとどまっている。
四年前のある日を境に、何もない場所から情報を作り出す・自分に都合の良いように周辺情報を改ざんする──解りやすく言えば願望を思いのままに実現させられる、神に等しい力をその身に宿す。
ただし本人にその自覚はなく、自覚がないがゆえに無意識的に宿した力を行使してしまう恐れがある。
このため、実際にもハルヒは『無意識的』に様々な事件を引き起こし、その度にキョンを始めとするSOS団の団員たちが(ハルヒにバレないように)事態の解決に奔走する、というのが大抵のパターン。
四年前に何があったのか、詳しいことは明かされていない。
『驚愕』では藤原と九曜により明確に抹殺されそうになるも、古泉の活躍とキョンの奔走、そしてハルヒ自身の無意識による自己防衛で事なきを得、逆に藤原を撃退するに至った。
キャラ紹介3