【佐々木】
下の名前は不明。キョンとは中学三年生時の友人。自称、キョンの親友(ただし中学時代の、と佐々木は補足している)。

中学三年になったキョンが、進路を危ぶんだ母親によって叩き込まれた学習塾にて、偶然佐々木と同じクラスになって以来、学校でも一緒の教室だったこともあり、親しくするようになった。

女の前では女言葉で喋るが、男相手だと何故か小難しい言い回しがやたらと多い、男のような口調になる(一人称は『僕』)。

橘の主張によれば、佐々木にはハルヒと同質の力──願望を実現する、情報改変能力──が宿っているはずだが、
実際には力そのものはハルヒが持っていて、その力はハルヒより佐々木が持つべきものであり、力の本来の持ち主は佐々木なのだとか。

ハルヒを取り巻く古泉や長門、みくるのように、佐々木の周囲には橘京子(超能力者)、周防九曜(宇宙人)、藤原(未来人)が居た(通称佐々木団)。
彼らがキョンたちSOS団と直接敵対することになるのかどうかは長らく『驚愕』待ちと言ったところだったが、彼女は最後までキョンの親友として、彼の味方であろうとした。
結局、藤原の企みが潰え、橘がハルヒから手を引いたことによって、佐々木団は成立する前に解体してしまう。

キョンの昔馴染みである佐々木の存在は、登場当初こそハルヒの心を少なからず揺さぶっていたようだが、分裂した(正しくはハルヒが無意識的に自分で分裂させた)片方の世界において長門が臥せってからは、正直どうでも良くなっていた模様。なお、もう一方の世界においてはそもそも佐々木はほぼキョンたちに関わってこなかった。

『驚愕』のラストでは、まるでこれで出番は終わりかのように去っていったが、これから先も登場する(させる)可能性があることをキョンにより示唆されている。
キャラ紹介4