【長門有希】
情報統合思念体に造られた、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェース。
進化の閉塞状態にある情報統合思念体の意思により、自律進化の可能性を見出し現状を打開するため、極めて特異な力を宿した涼宮ハルヒを監視・観察する役目が課せられている。
通俗的な言い方をすれば宇宙人らしい。古泉たち『機関』が「TFEI端末」と呼称しているほか、長門自身も自らを「端末」と称している。
長門のようなインターフェースは地球上に何体も存在するらしく、喜緑江美里や、現在は長門の手により既に消滅させられている朝倉涼子がそれにあたる。
また、三者はそれぞれ、情報統合思念体内部でいくつもに分かれている派閥に属しており、長門は主流派所属のインターフェースらしい。
最初こそ無口・無表情・無感情だった長門だが、キョンたちと過ごすうちに少しずつ感情らしきものが生まれ始め、
現在では無口・無表情は相変わらずだが、かなり人間らしい面が見られるようになった。
高い情報処理・情報操作能力を備えており、極端な例では特定の場所の時間を長期間凍結させることも出来る(ただし特例がない限り、滅多なことでは使えない)。
まるで魔法のような力を操る長門のおかげで解決出来た事件も少なくない。
しかし万能選手すぎるがゆえに、キョンたちは長門に頼りきりになってしまい、これがのちに大きな事件を引き起こす原因の一つとなる。
500年以上もの無限ループを強いられた繰り返される夏休みなど、様々な事件を経たのち、
高校一年生のクリスマス間近、長門は自身も知らずに溜め込んでいたエラー(ストレス)から暴走。
ハルヒの情報改変能力をかすめ取り、世界規模で時空改変を行った。
キョンの活躍の末に改変された時空は修正されたが、改変世界に存在していたまるで普通の人間のような『長門』は、長門の内面にある願望だったのだろうか。
『驚愕』では珍しく目立った活躍がないまま物語の終わりを迎える。
倒れ損な気もする。
キャラ紹介5