ドールの「モデル」について

ドールは、その生産体制、製造過程によって次のように分類されている。
しかしこれは便宜的な側面が強く、この分類に当てはめることが難しい個体も存在することには留意されたい。


マスプロダクト・モデル
大量生産型のドール。人形師による原型を元に工場などで量産されたもの。性能は高くないが、そのぶん低コストであり、大量配備できるのが利点。
基本的にに人形師が直接手がけたハイエンド・モデルには及ばないが、人形技師によって手を加えられたカスタムモデルの中には、ハイエンド・モデルに匹敵する能力を持つものも現れると言われている。
また人形師の手による原型の中には実際に量産されるものより幾分高性能なものが多く、それらは「オリジナル・ワン」と呼称される。

ハイエンド・モデル
一体一体人形師の手により製造されたドール。総じて量産タイプのマスプロダクト・モデルよりも高品質であるが、性能は人形師の手腕によって大きく差が生じる上に、コストは非常に高くなる。
当然生産数は限られており、これを手にすることは大きな戦力拡大につながるため、各国の軍隊やテロリストなどが探し求めている。

フラグシップ・モデル
ハイエンド・モデルの中でも極めて精巧に作られたドール。コストを度外視し、人形師が持てる技術のすべてを投入したものであり、極めて高性能なドールである。
高名な人形師によって作られたフラグシップ・バトル・ドールは一体で戦局を変えるほどの戦力を持ちうるとも言われている。

正規に生産・流通するドールは以上の三種であるが、以下のような特殊なドールも存在する。

オリジナル・ワン
マスプロダクト・モデルの原型となった試作タイプのドール。実際のマスプロダクト・モデルと違い人形師の手により製造されるため、比較的高品質である事が多い。また量産にあたって機能や装備がオミットされることもあるため、そうした点でもマスプロダクト・モデルよりも高性能を発揮する場合がある。逆に量産にあたって改善された欠陥が残っている場合もあり、全面的に優れているとは一概に言い切れない。
一部のオリジナル・ワンはハイエンド・モデルと同等以上の能力を持つことも確認されている。あくまで大量生産用の原型であるため一般的に流通することはない。しかし生産を終了したタイプなど、何らかの理由で放出されることもあるらしい。

カスタムモデル
マスプロダクト・モデルのドールに人形技師が手を加えたドール。基本的に工場生産のマスプロダクト・モデルはハイエンド・モデルに性能面で及ばないとされている。しかし高精度の部品を使用し、高い技術をもつ技師の手によりチューンナップされたドールの中には、ハイエンド・モデルに近い性能を発揮するものが現れるという。
こうしたマスプロダクト・モデルに手を加えたドールをカスタムモデルと呼ぶ。無論、改造者の腕により性能は千差万別である。

中央新書『自動人形の基礎知識』より抜粋――

名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率39%
話した言葉:ドール設定2

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