Fragment……


偽物、ですって?
好きに言わせておけばいいわ。
たしかにそのとおり。本物の"彼女"はとっくの昔に死んだもの。
彼女は彼女、私は私。その通りよ。

でもそれが何?
同じ機体をベースにして、同じ髪型とメイクをして、
同じドレスを着て、同じ小道具を持つ。

そうしたら、私と彼女の何が違うっていうの?

「大丈夫よ、マスター。なにせ私は、"伝説の人形"ですもの。」
そう、たとえ偽物であろうと、私はあの伝説の機体と同じ。
私はきっと、貴方だけの本物になるから。

「貴方の理想が、正義が、どんなものであれ、私がそれを為す剣になるわ」
私は偽物でもいい。この思いが本物なら。

「さあマスター、次の作戦を。次の命令を!」
魅せてあげる、"彼女"ではない、"貴方の人形"だけの、鮮烈な赤を。

名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率39%
話した言葉:記憶の断片漆

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