「な、なんですかあれ……」

■爆風と粉塵が収まった頃、道端に白いドレスの少女がひっくり返っているのが見えた。
■面識のある人形…作業人形のリポーターだ。悪いタイミングで通りかかってしまったようだ。
■差し伸べた手をつかみ、申し訳無さそうに笑いながら彼女は起き上がった。
「すみません、ありがとうございます」

「まさかこの街、あれが日常茶飯事なんですか?」
■流石に日常茶飯事ということはないが、そこそこな頻度で銃撃戦や爆発が起こっていることは否定し難い。
■…他の人形に触れたからか、ベノムが剣呑な表情でこちらを見ている。

「あはは、すっかり嫌われちゃったみたいですね。大丈夫ですよ、私にも主人が居ますので」
無事で良かったです。リポーター。無事なうちに帰ったほうが良いわよ。

■引き剥がすように間に入ったベノムの声が、段々と冷たくなっていく。
「すみません、まだ買い物の用事もありましたし、ベノムさんの言う通り退散しますね」

■たおやかな笑みを浮かべて、リポーターは踵を返す。
■どうにかベノムの機嫌を取ってやらねばと目をやると、
■ベノムは真剣な表情で、リポーターの去っていった方向を見つめていた…

名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率39%
話した言葉:記憶ハロウィン2021参

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