■装甲をまとった自走破城槌、その左右に取り付けられた機関砲が火を吹く。
■鉄の怪物から撃ち出される20mm弾は、当たり所によってはドールの装甲を貫通し、フレームを砕く威力があるだろう。
■内心ヒヤヒヤするが、ベノムの機動は素早く、射撃をかわし、時にクローアームの装甲板で逸らしながら鉄の怪物に突進していく。
■周囲に流れ弾が数発着弾し、思わず身をかがめる。愛路は同じようにうずくまりながら、端末を操作していた。

「屑鉄、そのまま注意をひきつけろ」
「命令しないで」
「攻撃認証を受領。第五安全装置解除」

『第五格納兵装 携行対戦車ミサイル[ミラン]転送』

■小柄な人形が大きな携行ミサイルを軽々と抱え、狙いを定め、
「フーッ」
■撃った。

【KABOOOOM!!】

■命中。破城槌の車輪が砕かれる。
■安定を崩し、路肩に突っ込んだそれに、ベノムが取り付いた。
■クローアームが唸りを上げ、ボイラー鋼板と古めかしいリベット留めの鉄の怪物に爪を立てる。

⇒NEXT

名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率39%
話した言葉:記憶捌の四

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