…2rd Section "Industrial estate"
「こちらです」
■リポーターによって案内されたのは第二区画。
■多数の船や浮島を桟橋で繋いだようなこの区画は、中核をなす『工業船』を中心とした工業地帯であり、
■小規模な工房とそこで働く人々の家が連なっている。
■その一角、錆びついたトタン板で作られたバラックへと、彼女は足を踏み入れた。
■彼女に続いて踏み込んだ殺風景な部屋の中に、やけに目立つ形で置かれていたのは…
■黒光りする流線型のフォルム、ぐるぐると渦を巻いて横たわるケーブル、等間隔に丸い穴の開いた円盤……
■…古い映像記録の中でしか目にしたことのないような、黒電話と呼ばれる通信機器だった。
【ヂリリリリリリリリ!!】
■……鳴った。
【ヂリリリリリリリリ!!】
「…どうぞ?」
■受話器を取れとばかりに、リポーターが半目で笑いつつこちらを見る。
『もしもし、君が"半分屑鉄"のベノムのマスターさんだね?』
■男とも女ともつかない声。変声機で加工した音声のようだ。
『はじめまして。僕は"アコニト"。そこにいる"ブラックウィドウ"の操者だよ。』
To be continued...
名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率39%
話した言葉:記憶新春と再起と伍
高評価
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