「浮かない顔をして、どちらに行かれるんです?」

■気づけば踏み込んでいた路地裏で、聞き覚えのある声が聞こえた。
■振り返ると、儚げな微笑をたたえた少女が立っている。
■清楚な白のワンピース、ストレートロングの黒髪、青い瞳…

「そんな露骨に警戒しないでくださいよ、前は助けてくれたこともあったじゃないですか」

■一転して含みのある笑顔を見せる、ブラックウィドウ、いや…

「今は"リポーター"です。安心してください、今の貴方をどうこうするつもりはありませんから」
■そう言って微笑む彼女の顔には、鍔広帽の影が落ちている。

「貴方の状況は存じています。そこで提案なんですが…」

■リポーターがこちらを覗き込む。

「…ベノムさんを直したいですよね?」


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名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率39%
話した言葉:記憶新春と再起と弐

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