『……では、うちの子をよろしく頼むよ。無事にそこを切り抜けたら、彼女についていってほしい』
【ツー、ツー、ツー…】
《戦闘人形"ブラックウィドウ"の操者が一時的な指揮権限一部移譲を承認》
《以降、命令の更新があるまで貴方は"ブラックウィドウ"の臨時前線指揮官として認定されます》
「宜しくお願いしますね?
指揮官様
コマンダー
。」
■黒髪の人形…"ブラックウィドウ"が微笑む。彼女は既に白のワンピースから黒のドレスへと変わっていた。
■端末に凄まじい速さで情報が送り込まれてくる。
■ブラックウィドウの情報――
■運動性能は思っていたほど悪くない。全備状態のベノムよりもわずかに遅い、程度かもしれない。
■前回はそれだけ電子戦にリソースを割いていたという事か。
■武装は両手の十指に装備された特殊液体金属製ワイヤー射出機。高周波振動切断機能のオン/オフが可能。
■投影/電磁波迂回型光学迷彩。通信回線を介した電子装置への侵入・情報改竄機能…それらの詳細情報は非開示。
「そこは貴方にはまだ秘密です。電子戦機の電子装備を覗き見るのは、女性の下着の中を見るような行いですわ」
■ブラックウィドウが片目を閉じて微笑む。
■それから敵の配置、最適と思われる脱出経路、攻撃パターン……
「では早速ですが……まずは連中を片付けましょうか」
■彼女が両手を振り上げるのと同時に、音割れした拡声器の声が聞こえてきた。
「君たちは完全に包囲されている!無駄な抵抗をやめて大人しく投降すれば、命は保証する!」
NEXT⇒
名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率39%
話した言葉:記憶新春と再起と捌
高評価
お気に入り登録
/
登録済み一覧
セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら