■腰に生えた翼、手指にうっすらと見える継ぎ目…
■もしかすると彼女も「ドール」なのかもしれない。
■つい足を止めたところを、店へと案内されてしまった。

『当機はこの喫茶店の看板娘「初鷹」です。ドゾヨロシク(^^)』
■相変わらず無言で、胸元にかざした端末に文字を映し出して見せてくる少女。
■一言も発しないままにこにこと微笑み、おしぼりを手渡してくる。

「すみませんね。彼女は声が不自由なもので」
■カウンターの奥から、初老の男性の声が聞こえた。
■店の主人なのだろう、身なりの良い紳士が古めかしいサイフォンを動かしている。

■初鷹と名乗ったドールが、メニューを差し出しては端末を持ち直し、笑顔を向けてくる。
『ご注文をどうぞ!(^^)』
■ボイスユニットが壊れているらしいそのドールは、それを全く気に病む素振りを見せない。

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名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率39%
話した言葉:記憶漆の弐

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