「…ごめんね、結局こんなことになっちゃって…」
■愛路が申し訳なさそうに頬をかく。
■別に、謎のスイカ騒ぎは彼女の責任ではないだろうに。
■あの後、彗星が案内してくれたアパートで着替えを済ませ、彼女の仲間に用意してもらった車でここまで送ってきて貰った。
■海岸は安照警備保障によって封鎖されたようで、【立入禁止】のテープがそこかしこに貼られていた。
「埋め合わせはまた今度するから。その時はよろしくね」
気にしなくていいわ。ではごきげんよう。
■手を振る愛路と別れ、"ネプチューンシティ"へと向かうバスに乗り込んだ。
■ベノムは相変わらず鋭い視線を送ってはいるが、一応、愛路を気遣っているようにも見えた。
■騒がしい夏の日も遠く、日が落ちかけた空はすでに半分黒く染まっていた…
Fin.
?
名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率39%
話した言葉:記憶砂浜捨弐
高評価
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