「Thank you for stopping in Ashumont's Alchemic Store.
How are you?
…Ah……」
■店内に足を踏み入れると、カウンターに肘をついた女性が何か話しかけてきた。

「…いや悪い悪い。あんたみたいなお客さんは久しぶりでね。
アシュモント錬金堂へようこそ。
疲れてるようだし、ちょいと座って茶でも飲みなよ。無料サービスみたいなもんだからさ」
■異国の言葉で早口で捲し立ててきた女性が、口調を落ち着けて続ける。
■流暢な日章語だが、癖があって聞き取りにくい。

■骨董品屋だろうか。天井まで届く棚には古びた日用品、陶磁器、何らかの瓶やら容器やらが雑然と並んでいる。
■などと店を見回していると、カウンターの向こうにいる金髪の少女は左手だけで器用にお茶を入れ、カップを差し出してきた。

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名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率39%
話した言葉:記憶EX-1-2

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