■こちらへ、と歩を進めるリポーターの背中を目で追う。
■思い起こされるのは、国歌憲兵……明亜の言葉。
《気分が悪いと思いませんか?人間を、命令のままに動く自律兵器に作り変える技術だなんて》
■果たして彼女たちに従って良いものなのだろうか。
■しかしこれは…ベノムとフッケバイン、二人の人形の間の問題でもある…
どうかしましたか?マスター。
あまり顔色が優れないようですが…
■心配したベノムが覗き込んでくる。
その蜘蛛女のせいでしたら、いますぐ解体して部品をジャンク屋に売り払ってきますが…
「あの、聞こえてますからね?」
マスターになにか危害を加える素振りを見せたら躊躇なくやるから。
「はいはい肝に銘じておきますよ」
■苦々しげに笑いつつ、リポーターはひらひらと手を降る。
■ともあれ、今は彼女についていくくことにした。
⇒NEXT
名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率39%
話した言葉:記憶_作戦会議四
高評価
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