【GIN!!!】
■足場の悪さなど感じさせないような動きで、2体の人形が激突する。
■スピード、フットワーク、武器の威力、いずれもプルキーが上回っている。
■ベノムは片腕だけでパイプレンチを振り斬撃を捌いているが、既に防戦に傾きつつあった。
「なんで……どうして…ッ!!」
言ったでしょう。私はあなた"たち"を信用しない。
「知ってます!!」
■プルキーが打ち込む山刀を、ベノムが弾く。
「それでも、だからって…」
それでも貴女は主義を曲げない。私も折れるつもりはない。
…なら、ぶつかるしかないでしょう?
「……そうですよ」
■山刀を握り直しながら、目の前の人形を睨む。
「私は最後まで秩序を守ります。何があろうと、誰を敵に回そうと!」
■叩き込まれた山刀を、パイプレンチが受け止める…刃を口に挟み込むようにして。
「!」
そうよ、貴女は強かった。…あのときも……途中で斃れた私達よりも!
■ひねるようにして巻き上げられ、プルキーがバランスを崩す。
■すかさず叩き込まれた足払いを受け、彼女は階下へと落下していった。
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名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率39%
話した言葉:記憶_再起_12
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