【GAKYUUUM!!】
■ウォーホークのキックがダクトへと突き刺さる。
■スカートの一部が切り裂かれ、ブラックウィドウの表情が険しくなっていく。
「動きが鈍ってきたな…!」
「随分ナマ言ってくれますね、茶色いヒヨコが!」
■首を狙ったワイヤートラップは、感づいたウォーホークに蹴り切られた。
■鋼板さえ引き裂く爪相手には、さしもの特殊金属製ワイヤーももたないらしい。
■…そう演じながら、彼女は目標の一点へと逃げてゆく。

「鬼ごっこは終わりだ、毒蜘蛛!」
「ヤバいヤバいヤバいヤバい」

【BAGIIINN!!!】
「!?」
■すんでのところでブラックウィドウが姿を消した。
■同時に、鋭い爪がパイプへと突き刺さる。
■刹那、猛烈な勢いで高温の蒸気が吹き出した。
「光学迷彩!?…しま…ッ」

「単調な攻撃を続けるからですよ、間抜けめ」
■一閃。
■飛来したワイヤーがウォーホークの両脚を捕らえ、上方のパイプを軸にして宙吊りにする。
■さらに追い打ちをかけるようにワイヤーが絡みつき、彼女の自由を奪っていく。
■形成の逆転は一瞬だった。そして、その一瞬の生み出し方は言ってみれば単純。
■ウォーホークの攻撃によって蒸気管を突き破らせ、噴出した蒸気で熱源センサーの機能を奪うと同時に、光学迷彩を発動する。
■データリンクによる支援を受けていないウォーホークは外部からの情報を即座には得られず、僅かな間ブラックウィドウを見失う…
■その一瞬さえあれば、絡め取るのは容易だった。

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名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率40%
話した言葉:記憶_再起_14

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