「えー、本車はこれより高速走行に入りまぁす。お近くの手すりなどにおつかまりください」
ちょっt
「ロケットブースター、スイッチオーン!!」
■言うが速いか、振詩が上半身をひねり、運転席の天井から適当にぶら下がっていたコードを引っ掴んで接触させた。
■直後、爆発的な加速が車体を襲い、半ば転がるようにして車輌後方の壁に押し付けられた。
「ぶっとべ~~~~~~!!!」
「ひゃーーーーっははははは!!!」
■振詩が快哉を叫び、木箱が吹っ飛んで宙ぶらりんになった足をばたつかせながら端那が爆笑している。
■危ない薬物でも使っているのではないだろうか、この二人。
「あ、そーだ。これ燃焼し切った後爆発するよ。手動で切り離さないと」
「やべ、パージ!パージ!!って、ボルト留めしてなかったアレ!?」
【BANG!!】
■車輌の両脇から破裂音がして内壁がすこし歪んだ。
「お、耐えたか」
「結果お~ら~~い」
■二人してゲラゲラ笑っている。絶対に脳に悪い薬物を使っている。
「ぶっつけ本番でもイケるもんだなあ」
「脱線しなくてよかったね~~」
マスター、もうこの二人を殺して車輌を奪いましょう。
■言いたいことは分かるが、ただでさえ滅茶苦茶なことになっている車のなかでさらに荒事を起こさないでほしい。
「ま、加速は十分ついたからじきに追っつけるはずさ」
⇒NEXT
名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率41%
話した言葉:記憶_列車2
高評価
お気に入り登録
/
登録済み一覧
セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら