「よォし、このまま突っ込むぞ」
「ヨーソロー」
■アホ二人のやり取りに、ベノムが諦めたように立ち上がった。
マスター、なるべくシートの陰、あのバカの身体を盾にしながら姿勢を低くしていてください。
■そう言って、端那の脇をすり抜けて車外へと出た。

『あー、あー、本日は晴天なり本日は晴天なり~ よし、
くそざこテロリストのみんなへ告ぐ♪ 今からでも遅くはないよー武器を捨てて投降しなーい?
てーこーするならクソ犯罪者なのでぇ、ぶちころころしちゃうよ~?
お前らがくそしょーもない犯罪者としてくたばるからぁ、
おとーさんもおかーさんも兄弟もみーんな泣いてるよ~?』
■端那がスピーカーから猫撫で声で煽…ではなく降伏勧告を伝える。
■その返答は一発の銃弾だった。
『えー、抵抗が認められたため鉄道警備法…第何条だか忘れたけど
それに基づいて正当防衛射撃を実施するー!』
「よっしゃーいてまえー!!」
■無茶苦茶だった。本当に警官なのかこいつらは。

「プレシ!派手にやるぜ!ミュージックだ!!」
「あいあいの、さー!」
■端那がマイクを切ると、振詩がカーオーディオのスイッチを切り替えた。
[I've been working on the railroad]
■スピーカーから爆音で音楽が流れ始める。
[All the livelong day]
■端那が銃塔の機関銃のセーフティを解除し撃ちまくる。車内に薬莢の雨が降り注いでくる。
[I've been working on the railroad]
■振詩が車輌前面にあるピストルポートを開き、左手でマシンピストルを突っ込むとそのまま射撃を開始した。
[Just to pass the time away]
■車体の外で銃弾が跳ねる音が聞こえてくる。
[Don't you hear the whistle blowing]
■車内に空のパンマガジンが転がり、端那が次のマガジンを引っ掴んで戻っていく。
[Rise up so early in the morn]
■滅茶苦茶だった。

To Be Continued...

名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率41%
話した言葉:記憶_列車4

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