[件名:少しお話ししたいのですが]

Memory......Hakata city

「この度はご足労いただき申し訳ありません」
■羽片市中心街の喫茶店。レモネードをかき混ぜながら、小さな憲兵…九手院明亜(くていんあくあ)が口を開いた。
■いきなりメッセージで呼び出された時は驚いたが、彼女は相変わらず、不愛想ながら物腰は柔らかい。

■しかし、以前会った時とは大きく違うことが一つ。
■彼女は憲兵隊の制服ではなく、私服を着ている。かなり…ガーリーな装いの。
「そう固くならないでください。今日私は非番ですので…
これは事情聴取などではなく、ただの雑談ですよ」
■そう言ってレモネードを口に運ぶ彼女の視線は、チラチラとベノムの方に向けられている。

「海螢での一件はすでに聞き及んでいます。ああ、瀬尾三佐のことはすみません、
彼女は私の上官であり、私の隊における部下……ちょっとややこしい関係でして」
■奥の席に座って彼女を睨み返しているベノムに向けて苦笑した。

「海螢公安が正統王朝のスパイと手を組んだことについて、
当然ながら国家憲兵隊は快く思っていません」
…それで監視役としてあの女を送り込んだってワケ?
「それだけではないのですが…私の意図としてはそうなりますね」

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名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率40%
話した言葉:記憶_山

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