■こちらを向いた"鉄警"隊員の少女と目があってしまった。
■そのまま薄い笑みを浮かべて、彼女はこちらに歩み寄ってくる。
「大丈夫だった?いや~、アイツらムカつくもんね!」
■意外というべきか、イメージ通りなのか、その言葉は軽い。
■警戒するベノムをどうどうとなだめるように両手を振る。
■そうして、地面に転がっている頭部陥没死体を指さして、
「これアンタがやったの~?良い腕してるねぇ!
…戦闘人形だろ。その子さ」
■軽薄そうな口調で笑いながら、ベノムに視線を送る。
「所持許可証を拝見……うん、正規のやつだね、おっけーおっけー
正当防衛ってことで。何か言われたらウチが口添えしておくさ」
■へらへら笑いながら許可証を確認した。
■ベノムが怪訝そうにこの警官を見つめる。
■ひとまずの問題は回避できそうだが……
「ウチは大同端那(だいどう ぱしな)。鉄道警備隊三等警備士。
ご覧のとおり、"バカと素行不良者の寄せ集め"の親玉さ」
■ニヤリと笑ってウインク。
■……聞こえてた。その割にニコニコ笑顔なのが逆に怖い。
「おなじく、一等警備士補、順天振詩(じゅんてん ぷれし)~」
■一ミリもやる気を感じない声が横合いから届く。
■ヘッドライト付きヘルメットを被った少女が、やる気のない挙手の礼をしながら立っていた。
「パシナー、言われた通り404との連結解除したよ」
「OKプレシ、軌道外へ出て脱線車輌の前に移動。出せるようにしとけ」
「あいあいのさ~~」
■二人のやり取りや態度からはおよそ警官や軍人のような雰囲気は感じない。
■これこそが"選りすぐり"と言われる所以だろうか。
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名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率41%
話した言葉:記憶_山21
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