「で、アンタら何処へ向かうつもりだったのさ。
この先の星降(せぶり)には軍の施設くらいしか無いけど、軍人には見えないし。
そこから砂賀(さが)や新京に向かうにゃ鉄道通ってないよ?」
■首を傾げる鉄警隊員…端那に、逡巡しつつも憲兵の明亜から貰ったメモを見せ、行き先と経緯を話した。
■すると、ヒュウと口笛を吹いてメモとベノムを見比べ、目を細めて笑った。
「なぁんだ、アンタらアクアちゃん一尉・・・・・・・・の知り合いだったのか。それならそうと早く言いなよ。
なにせウチらはアクアちゃんのマブだからね!」
■それは友人との誼を知って喜ぶ顔か、イタズラを思いついた悪ガキの顔か。

マスター、絶対あの憲兵本人は否定するやつですよ、これ。
■ベノムが眉をひそめながら囁いた。
「どうせウチらはこの先に逃げた犯人を追撃する予定だったし…
良ければ乗せてってやるよ!」

渡りに船…に見えますが、泥舟の予感もします。もう乗りかかった船かもしれませんが…
■彼女らの評判を聞けば、ベノムの言うことももっともだ。
■だがここに残って自力で移動するのも困難だろう。
「決まりだね。よろしく、お二人さん」
■ベノムが小さくため息を付いた。

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名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率41%
話した言葉:記憶_山22

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