「ボディのほうも色々と見させていただきましたが……
正直、よくこれで動いていたなという状態でした。
もう何年もまともなメンテナンスを受けていなかったのでしょう。
これで本当に複数の戦闘人形を相手取ったのですか?」
……そういうヤツなの。こいつは。
■人工皮膚の間から見える機械部品は致命的な破損箇所こそそのままであるものの、
■綺麗に洗浄されているように見える。おそらくザントマンが内部のメンテナンスもしていたのだろう。
■肌も髪も、丁寧に汚れを落としてあった。
■ベノムがその髪をひと掬い手に取ると、つぶやいた。
……またね、バカガラス。
「そうそう、彼女のお洋服もそろそろ修繕が完了いたしますよ」
■戦闘で破けた箇所を補修したドレスを、ザントマンがつまみ上げて披露する。
……あの人、あのマジックハンドみたいな手でどうやってお裁縫をしてるのでしょうか、マスター…
■ベノムが小声で囁いた。
■彼女とて、廃棄物処理用ロボットの破砕アームで家事をこなしているのだが……
名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率39%
話した言葉:記憶_狂気と殺意と鴉の歌_3
高評価
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