【ZAZA... ZAZAZA.......】
『…指揮官様、聞こえていますか。』
【ZAZAZA... ZAZAZA...ZAZA....】
■揺蕩うような感覚。
■脳内に響いてくる、記憶よりわずかに幼い人形の声。
『最終プロテクトを解除。これより"彼女"の電子脳組織…そのメモリにアクセスします。』
■すぐ側にいるのに、膜を1枚隔てたような、不思議な聞こえ方をする声。
『もう一度だけ忠告を。決して貴方から記憶を追いかけ、辿ろうとしてはいけません。
この同時接続で得る情報量に人間の脳が耐えられるかは、私からは保証しかねます』
■前にも聞かされた説明を繰り返される。
■ベノムの記憶情報の読み出し…その作業への立ち会い。
■ブラックウィドウの脳組織と同調し、"読み出し"た記憶を擬似的に共有する。
■人形が処理する膨大な情報量を、そのまま飲み込んではいけない。
■あくまでも、彼女が取捨選択して共有した情報だけを受け取らなくてはならない。
『…あまり怯えないでくださいよ。
大丈夫、失敗してもしばらく酩酊感…二日酔いのような症状に悩まされるだけです。
長くてせいぜい、数ヶ月くらい』
■かみ殺したような笑い声が少しずつ小さくなり、不確かな視界がさらにぼやける。
『記憶を追わないで、関連を考えないで、私が見せるものを受け入れて…』
■五感すべてが更に遠ざかり、少しずつなにか別の光景が見えてくる…
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名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率39%
話した言葉:記憶_黒後家蜘蛛の見せる夢
高評価
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