■暗い廃工場。差し込んでいた月明かりは分厚い雲に隠れ、宵闇が周囲を支配する。
■先行部隊は既に全滅し、砂埃の堆積した床に骸を横たえていた。
「マスター、聞こえているかしらァ?
…そこを動かないで。貴方は建物に入らず、自分の身を守ることを考えて」
『目標か?』
「間違いなくこの中に。…人の目は誤魔化せても、人形による探査は誤魔化せないわ…」
■刹那、
【GAKYUUUUUM!!】
■暗闇から飛来した一撃を、クローアームに取り付けられた装甲板が弾いた。
■闇と、地形を利用した一撃離脱。
■攻撃は刺突。角度があと少し直角に近ければ、伝達系を貫いていた。
「"やっぱり"ね…」
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名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率39%
話した言葉:記憶_黒後家蜘蛛の見せる夢_深層伍
高評価
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