■射撃は躱しているが回避運動の分速力が下がり、徐々にベノムとの距離が詰まる…
「そのまま追い込め、屑鉄」
私に命令しないで、じゃがミミ
「ひとを芋みたいに言うな」
■追随してきたジャグワールを一瞥もせず、ベノムが爪を揃える。…刺突の構え。

■引き絞った弓を放つようにクローを突き出した瞬間、
「!?」
ッ!!
■フッケバインが垂直に飛び上がった。
■見開かれた紅い瞳が上空の人形を捉える。
「ウソでしょ!?」
■一瞬で距離を詰められたウォーホークが瞠目する。
■とっさに突き出したアサルトライフルの側面に鋭い切っ先が突き刺さった。
■さらに追撃を加えんと左腕を振り上げるフッケバインに、

【TATATATA!!】
■銃弾が撃ち込まれた。
■左脇腹、コルセットに突き刺さった弾丸を一瞥する間に、ウォーホークが退避する。
■フッケバインの視線はその更に先、ビルの非常階段に…
■サブマシンガンを構えたプルキーを見つけ出していた。

⇒NEXT

名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率39%
話した言葉:記憶_MADANGEL_10

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