5th section - Mega-Float

■結局、迷いは消えないまま第五区画を当てもなくふらついていた。
■『作戦』とやらの中身に今ひとつ具体性を感じないものの、それでも"凶剣"の影を追う。
■ベノムも何も言わず、周囲を警戒しながら付いて来ていた。
■だが単に歩き回るだけでは埒が明かず、道端のベンチに座り込み、曇天を見上げていたとき…

「どうしたの?なーんか怖い顔してるよ」
■突然の声に辺りを見回すと、ゆるい微笑を浮かべた女性…瀬尾愛路がいた。
■観光…というには、ここらはあまりに何もない。
■なぜこんなところに…という言葉を飲み込み、
■ただ、探している相手が見つかってほしいのか、そうでないのか、
■それが今ひとつわからない、とだけ伝えた。

「それはまた哲学的な悩みだねぇ~」
■ほにゃ、という擬音が出そうな笑みを浮かべながら、愛路が隣に腰掛けた。
■ベンチの反対側からベノムが鋭い視線を送るが、それ以上なにかするつもりはないらしい。

「でも、そうだね…
それでも探しているのなら、やっぱり見つけたほうがいいんじゃないかな」
■相変わらずゆるい笑みを湛えながら続ける。
「だって、諦めて背を向けるつもりはないんでしょう?」

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名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率39%
話した言葉:記憶_MADANGEL_4

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