「嫌なネタがあるんですよ」
「おや、珍しいですな」
「幻翼計画。聞いたことは?」
「いえ」
「"終末戦争"以前の話だそうです。人に似た姿を持ち、全身に兵器を持ち、自律稼働により確実に敵を殲滅する。それが部隊単位で運用されていた…」
「我々が使ってる人形を、より大規模に使うようなもんですか」
「大事なのは次です。それはいくつもの投入記録が発見されているのに、開発・製造に関する記録は何一つ見つからない。図面、仕様書の片鱗一つ、ですよ」
「存在自体が抹消された……にしては妙ですな。投入は隠蔽していない」
「恐らくその存在自体は喧伝すべきものだったんでしょう。反攻の切り札だとか何か。
でもその製法には…隠したい何かがあった」
「なんだか気味が悪い話です。どこでそんなネタを?」
「この商売、読書も趣味に持っとくモンですよ、横手二尉」

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名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率39%
話した言葉:誰かの記憶弐の参

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