Memory……NO DATA
…薄暗い部屋。古びた毛布。冷たい窓を叩く風。
白い髪、赤い瞳、素っ気ないワンピースからは、痩せて青白い腕と脚が伸びる。
ベッドに横たわる少女は、気怠げにガラスの向こうを見ていた。
沈みゆく太陽が空を血で染め上げている。
今日も一日、空を見て過ごした。
明日も一日、きっと何もない。
少しずつ黒く変わる赤から目をそらし、
…どのくらい経ったろうか。
「Wenn ich ein Vöglein wär' Und auch zwei Flüglein hätt,
Flög' ich zu dir」
風に混じる歌声が聞こえた気がして、再び目を上げた。
赤から黒へと変わった空を背に、
窓の向こう、木の枝の先に、
黒衣の少女が座っている。
「Weil's aber nicht kann sein,
Weil's aber nicht kann sein, 」
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名前:“半分屑鉄の”ベノム
智識再構成率39%
話した言葉:4-00-110997-2C8798
高評価
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