「ちょっと!この物の量はなんなのさ!私が突っ込んでおいたのは布団ぐらいで、他の物には一切見覚えがないんだけど!?
もしかしてあなたが勝手にこれらを集めてここにいれてたの!?お陰様で危うく死ぬかと思ったじゃん!いや死なないけどさ!残機が減る思いとはまさにこのことだよ!もう!」

待て、そう一気に言われても困る。質問は一つ一つにしていただきたい。

「そんな悠長なことよく言ってられるね?これを引き起こしたのはあなたのせいだと言っても過言ではないのに!ってかあくまでも居候なのにどうしてこう私物化できるかな!?」

まあまあ、そこは普段の俺に免じて許してくれよ。

「普段からろくでもないことばかりだから怒ってるんでしょ!自覚してよ!」

流石に耳が痛い。確かに、チェンの為になるようなことよりトラブルを起こすことの方が多く、そして大体チェンを巻き込んでいたような気がする。全く、困ったやつだぜHAHAHA!

「だ、か、ら!あなたのことでしょーが!人がせっかく最近冷えてきたから厚手の布団を引っ張り出してあげよっかなーなんて思ってきてみたらこの様だよ!」

それは申し訳ないことをしてしまった……

ある秋の日4