橙「…満月の日に来たは良いけど迷ったね」

て「困ってるみたいだね、橙。」

橙「…ああ、てゐじゃん。ちょっと道に迷ったんだよ。」

て「ならこっちに来なよ。竹林の奴らならみんな永遠亭に居るから。」

橙「そうなんだ、ありがと。助かるよ。…あの子は因幡てゐ、人間を幸運にする程度の能力をもつ兎だよ。嘘をつく事もしばしばあるけど。」

て「珍しく真面目に人助けしよとしたらこの扱い…酷いなぁ。」

橙「普段の行いのせいじゃない?」

て「…あとで仕返ししてやる。」

橙「おや、永遠亭が見えてきたよ。」

て「一足遅かったか…また今度仕返ししてやる!」

橙「そのままどんどん先延ばしにならないかなぁ…」
てゐ