藍「申し訳ないが紫様の気が向くまでは恐らく帰れないだろうな。」
紫「その通り☆」
藍「紫様は黙ってください。…申し訳ないがしばらくこの場所で過ごして欲しい。」
ふむ、把握した。把握しきれないけど把握した。
それよりも友人が気になって仕方ない。
紫「お望みとあらばほほいのほい☆」
そういうと空間が裂けた。なにこれ。
促されるまま覗くと…
友人「どこ行ったんだ?あいつ…まぁいっか。そのうち帰ってくんべ。」
俺は逃げたペットかよ!
俺は奴と友人になった事を嘆いた。
が、ふと聞き忘れていた事を思い出した。
あのネコミミ少女はなんて言うんだ?それに此処は?そして尻尾もふらせて。
藍「ああ、あいつはまだ名乗ってなかったのか…あいつの名は橙、私の式。要するに使い魔みたいなものさ。此処は幻想郷、私達妖怪と人間の住まう場所。外界…いわゆる君の居た世界とは結界により隔離された昔ながらのヂャパァンさ。尻尾に関しては断固お断りする。」
…断られてしまった。
そうではなかった。なるほど、さっぱり分からん。ぶっ飛びすぎだろ、ヂャパァンとか幻想郷とか。なんで隔離されてるのに郷ひ○みのネタは入ってんの?
藍「おい。」