レミリア「下層労働者の悲哀が込められたため息ね。
東方世界は霊夢や魔理沙を中心としたメインキャラばかり着目されてるけど、
こんな『それ以外の部分』に下支えさえれて世界観は成り立っているの。
人里には何の能力もない普通の人間がたくさん住んでるし、
妖怪も、求聞史記に載ることも無いだろう名前の知られていないような下級妖怪が大多数。
妖精だって氷精や大妖精、三馬鹿妖精以外にも名も無い妖精が数多いる。
メインキャラだけが幻想郷に住んでいるわけではないの。
その他の部分を構成する皆もそれぞれ色々なことを考えながら生きている。
それぞれ自分の生活があって。悩みがあって。幸せがあって。
あえてため息をつくことで、そういったことを読者に気付かせているのよ。
雑魚キャラとして一層されるような妖精も色々なことを考えているし、生きてる。
そう、このため息が世界観に深い隠し味を加えているってこと。
たかがため息、されどため息と言うものね」

フラン「どう見ても単なるため息だよね。」