ある日、俺は大妖精と外に出てみようと思った

大妖精がここに来て数日が経つ

こちらの世界について色々覚えてきた

だが、まだ外にはほとんど出ていない

そこで今回は外に出てみようと考えた



「そうですね…外に出てみたいです」

大妖精も乗り気だが、一つ問題がある


大妖精の背中……大きな翼を見る

どうやって隠すべきか


「何か問題があるのでしょうか?」

問題だ、こちらにはそんな翼を持つ人はいない。コスプレで誤魔化すにしてもリアル過ぎて誤魔化しきれそうにない

折りたたむ事はできないみたいだからリュックか何かで隠すのも難しい


「だ、大丈夫ですよきっと!」

何処からくるんだその自信。こちらとしては奇異の目で見られ、挙句の果てに何かの組織に連れ去られる大妖精が目に浮かぶ

それだけ目立つのだ


「大丈夫ですって!」


                 
外へ1