名前:セラス・ヴィクトリアとヘルシング機関一同

『THE DAWN』完結まであと140ヶ月

パーフェクトだ

セラスは少年に気がつくと、ためらうことなく歩み寄り、掴みあげた。
彼女より頭ひとつ分ほど背の低い少年は宙ぶらりんのまま平然とした表情だ。

セ「まったく、あちこちうろつくなとインテグラ様にも言われているでしょう!
  しかも人様の部屋に勝手に入って!」

少年「だって暇だったんだもの。
   僕はもう『ここ』にしか居られないんだしさー。
  『ここ』でぐらい好きなところに居させてよ。」

ガミガミと叱りつけるセラスに、飄々とした態度でかわす少年。
しばらく二人のやり取りを、呆然と眺めているしかなかった…。

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チェシャ6