手先が器用で、要の紋を作る際に必要となる抑制鉱石の加工はその種族にしかできないとされてるね。
まあそれは本当の話だと思うよ。
実際にドワーフ以外の者だと、どれだけ手先が器用だといわれていても、
出来たことといえば精々加工後の抑制鉱石にまじないを刻み込む程度だったしね…
…ふふ。ところでそのドワーフだけど、
ボクは四千年前彼らに二つの選択肢を与えたんだ。
クルシスへ来て、世界の真の平和のためにその技術を提供するか。
それとも…このまま素知らぬ顔で地上へ降り、繁栄と衰退を繰り返す世界にその身を委ねるか…ってね。
どっち選んだのさ?