え?どんなお話か気になるの?
あ…そっか、キミはまだ読んだことがなかったんだね…
…うん、わかったよ。それならボクが読んであげる。
じゃあ早速だけど…今から読むから、聞いててね…?
──かつて世界の中心には巨大な樹があった。
それは全ての生命のみなもと。
第一の元素であるマナを無限に生み出すという大樹。
それは『樹』の生み出す『気』であった。
人々はその『気』であるマナを使い神の如く大地を支配した。
マナは魔科学を産み魔科学は争いを産んだ。
シルヴァラントとテセアラ。二つの国は互いを憎み、否定する。
その争いは『樹』の『気』を奪いやがて大樹は枯れていったが、
それでも人々は争うことをやめようとはしなかった。
やがて争いは愚かなる者・ディザイアンを生み出した。
世界はディザイアンに荒らされ滅亡の危機に瀕していった。天使物語2