そんなもの…今はいらないよ。
子孫なんて残さなくても天使の命は永遠だ。
ボクたちの歴史はボクたち自身の手によって永遠に刻まれていくのさ…

だから、ボクたちに次の世代なんてものは存在しないんだよ。

…それからキミ…なにか勘違いしてないかな。
ボクが必要としているのは“キミ”だけなんだけど…。

たとえキミに子どもができたとしても、その子どもはボクらの新しい世界には必要ない。
…キミの血を引くってだけで、そいつはキミじゃないんだもの…。


じゃあ俺の精子はどうなの？セーフ？
ミトっちん、怒るよ？　君も考えてご覧よ。絶対ないけれど、仮に僕がまーてるちゃんはいらない、君だけが必要だ、なんていったらどんな気持ち？
私とミトスの子どもでもダメ？