…へぇ、それがキミの新しい遊び相手なんだ。
もうすぐ盛大に捨てられちゃうって言うのに、
楽しそうに笑ってこのボクに挨拶してくるだなんてその女は良い度胸だね。
え?握手?うるさいなへし折るよ。
…まあキミの前だもの。殺したりなんてしないけど。ははは…
それにしてもなにかな、この鼻が曲がっちゃいそうな臭い。
臭くてたまらないよ。…ああそう、その女の香水。
こんな酷い臭いでよく歩き回れるよね。キミが可哀相だよ。
で、そいつ料理はできるの?掃除は?洗濯は?剣術は?魔術は?天使化は?
え…できないの?そっか、じゃあもう別れたら?
だって男であるボクですらそんなことは全部できるっていうのに…全然だめじゃない。
ところでキミ、まさか子供なんて作ったりはしてないよね?
その薄汚い女の腹の中は頭の中同様にちゃんと空っぽなんだよね?
それ以上は言うな本気で怒るぞ赤ちゃんがいる全部空っぽに決まっているじゃないか。君は困った子だ。やれやれ(彼女《ダッチワイフ》の空気を抜く)