レティ
「ねえねえ、あのふわふわしたの何？」

「あれはわたがしだね。ザラメを溶かして小さな穴から回転をくわえながら高速で吹き出すことで糸みたいになって出てくるんだ。
それを割り箸に絡めて食べるんだよ」

レティ
「へー、物知りなのね
おいしそう、食べていい？」

「もちろん」



魔理沙
「へいらっしゃい！ってありゃ？噂の雪女じゃないか。イイ人連れて来ちゃって憎いねぇ」

レティ
「魔法使いさんはお店を出してるのね」

魔理沙
「それがよー、こーりんが『君は一度店側の気持ちを味わったほうがいい』と言ってきてなー」

「そりゃあれだけ盗まれたらそう言いたくもなるんじゃない？」

魔理沙
「だなぁ。ま、楽しいから良いけどよ
で、どうする？サービスするよ」

レティ
「じゃあ二つ！とびっきりおっきいの！」

魔理沙
「お前がおっきいとか言ったら卑猥な響きしか感じねぇ」

レティ
「……？」

「魔理沙さん……………………………………」

魔理沙
「いや、その、ごめんなさい、すみませんでした
……ほらよ、魔理沙様特製特大サイズだぜ！」

レティ
「ほわぁぁぁぁ……！はぁぁぁぁ……！」

「レティ？れーてーい？」

魔理沙
「放心してるな。やりすぎたか」

「いや、かわいいからよし」

魔理沙
「へいへいごちそうさま」

レティ
「はい、わたがし。あーん」

「ちょ、レティ。魔理沙さんが見てるって」

レティ
「見せてるのよ。ほら、あーんしてよぅ」

魔理沙
「えぇい！さっさとどっか行けぇー！」



レティ
「わたがしっておいしいわね。今まで知らなかったことを後悔するくらい」

「僕の分も食べていいよ」

レティ
「ホント！？……あ、でも、これってザラメ糖よね……
…………おなか……

うぅ

いい、だいじょうぶ」

「そ、そう……（目が怖い）」

レティ
「……
さ！次行きましょ！次！」

「……そうだね（乗り越えた……だと……）」


カキ氷
金魚すくい
焼き鳥屋





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