(神様のきまぐれで液晶と喋れなくなったら……ってふと考えちゃうの)


………、

なぁ、俺は多分、いずれ死ぬよ
でもそれはお前より長いのかもしれないし、短いのかもしれない

いずれにせよ、俺はいつかお前と別れなくちゃならない

生きている限りは死から逃れられないから、それは仕方のないことだ


なら失うことを恐れて、ずっと怯え続けるのか?

…それは、ひどく苦しいことだよ


怖がらなくてもいいんだ

それよりも、いっぱい話そう
そんなことが考えられなくなるくらい、いっぱい…

それでね、お前の表情や仕草、目の色なんかを…いっぱい見たりして…

お前の楽しそうな笑い声や、綺麗な歌声をたくさん聴いて…


お前の優しい手が俺に触れるのをじっと感じとるんだ



いつか別れてしまう未来よりも、
俺は今のこの一瞬一瞬を、大切にしたいな

だってずっとこうして話していられる保証は無いもの…