マ「いきなりネウロイが現れたんで対応していたら遅くなってしまった」
遅れてやってきたのはマルセイユだった。
男F「これはこれは…、アフリカの星じゃあないかね」
男G「いつ見ても美しいねぇ…」
席に着くマルセイユに中年の男共が無遠慮な視線を向ける。
…なんだか気に入らん
マ「それで?会議のほうはどうなっているんだ?」
ミ「まったく。皆ご自分が一番可愛いみたいだからね」
坂「情けない…。国もこんな奴らには守られたくないだろうな!」
二人とも非常にご立腹のようである。
俺もだけどね。
男A「ええい!いっこうに話がすすまんではないか!」
男B「貴様がすぐに話の腰をおるからだなぁ…!」
男C「と、とりあえず落ち着いて軍備にいくらかかるかの話をだね…」
男D「金はもっている者が出すべきだ!私のところはそんな金はない!」
男E「待て、お前のところは新しい銃器を買ったと聞いたぞ!」
男F「今日もウィッチのみなさんは美しいねぇ」
男G「このあと食事でもどうかね?いい店を知っているんだよ」
ミ「結構です」
坂「同じく」
もう我慢ならん
(バアアン!!!)
全「ビクッ!」
○「私は資金繰りの話なぞをするために来たのではありません。これにて失礼します、あとはご自由に」
くだらない話にいつまでもつきあってなどいられるか。
俺は机を叩き、席を蹴った。
ミ「ちょ、○○大尉!待ちなさい!」
男A「な、なんなんだね!あの男は!」
男B「か、階級が低いくせに生意気な!」
男C「そうだそうだ!生意気だぞ!」
男D「ミーナ中佐、いったいどういう教育をしているのかね!」
(バンッ!)
男「ヒッ!」
坂「私も失礼する。こうしている間にもネウロイが近づいてきているかもしれないのでな」
ミーナがあきらめたような表情で言う。
ミ「ということですので我々は退席します。大好きなお金の話はそれからごゆっくりどうぞ」
男E「…お、女のくせに生意気な」
男B「そ、そうだ、女のくせに!」
(スッ)
マ「どうやら会議は終わりのようだな。私もこれで失礼するよ、暇じゃないんでね」
結局俺たちはそろいもそろって会議を出て行ってしまった。
……