○「はぁ…」
あっつ…、なんか変な汗かいたな
上着脱いどこっと
(キュッ)
○「あ?」
誰かが服のすそを引っ張っている。
またミーナか?
マ「……」
○「ハンナか…。どした?」
マ「……」
ハンナは何も言わずただ俺の服を引っ張ってくる。
○「な、なんだよ?何か用か?」
マ「……」
しかし、ハンナは何も言わない。
○「だからなんだよ。ちゃんと言わないと何かわからないだろ?」
マ「…ずるい」
○「え?」
マ「ミーナだけ…ずるい」
何がずるいのかよくわからないが、どうやらハンナは何か気に入らないらしい。
○「ずるいって…なにが?」
マ「あのギューってやつ」
○「ギュー?」
マ「○○がミーナにギューってなってたやつ…」
ま、まさかさっきのことか?
いやいやハンナちゃん、あれは事故でね?俺からすすんでやったわけじゃないのよ?
マ「ミーナだけ…ずるい」
○「いや、あのね?」
マ「…私も、して欲しい」
しょ、しょうがないなぁ…
○「きょ、今日だけだかんな!」
緊張してエイラになっちまった。
いいかい?これはしょうがなくだ。ハンナがどうしてもって言うから仕方なくだな…
○「って誰に言い訳してんだよ、俺」
ハンナに向き合う
マ「……ん」
少し恥ずかしそうにこちらに視線を送ってくる
お、おねだりか…可愛いじゃないか!
抱きしめる