○「そこで一気にガーっとだな…」

ぺ「そんな考えなしの行動ができますか!もっと真面目に考えてくださいまし!」

私は今日も坂本少佐のことについて○○さんに相談に乗ってもらっています。
しかしこの人、相変わらず真面目に答えるつもりがないようですわね…。

○「大丈夫だって!後ろからそーっと行けば」

ぺ「だからそれではただの変態ではありませんか!」

正直私は答えが欲しいわけではありません。
こうして○○さんに相談すること自体が目的なのですから。

○「もー、文句の多い奴だなー」

ぺ「文句って…、そもそもあなたの言ってることは八割が犯罪ではありませんか!やれ胸を触れだの尻を触れだの!」

○「わっはっはっ」

ぺ「そこで坂本少佐の真似をしないで下さい!!」

はぁ…、なんだか頭が痛くなってきましたわ…。
どうして私はこんな人のことを…

○「っていうかなんで俺に相談すんの?こういう話なら女の子にした方がいいんじゃないか?」

ぺ「え…」

そのくせたまに痛いところをついてくるのですから、本当にまいってしまいます。

ぺ「…別に特に意味はありませんわ。たまたまあなたが近くにいたからです」

○「これで一週間連続だけど」

ぺ「う、うるさいですわね!あなたは黙って相談に乗っていればいいんです!」

そう、あなたはただ私の相談に乗っていればいいんです。
こうして私を見て、私の話を聞いてくれているだけで…

○「別にいいけどさ、そろそろ時間なんだよな」

ぺ「あら、何か用事がありますの?」

○「おお、ちょっとシャーリーとな」

……またシャーリーさんですのね。

○○さんはこうして私と話していてもシャーリーさんの話をよくされます。
仲がいいのはよーく知っていますが、こうして目の前で名前を出されると…結構こたえますわね…。

○「いやー、バイクの修理を手伝ってくれって頼まれててさ」

ぺ「…そうですの」

きっとわかっていないのでしょうね、この人は。
シャーリーさんがバイクの修理だけが目的ではないであろうこと。

○「ということでそろそろ行くわ、相談ならまた明日にでも聞くからさ?」

ぺ「はいはい、考えておきますわ」

考えるまでもありません、今すぐにでも相談に乗って…いえ、私とお話をして欲しい。
しかし口から出るのはそっけない言葉。
「もう少し一緒にいてほしい」の一言も言えない臆病者な自分が情けないです…。

ぺ「はぁ…、私って恋に縁がないのかしら…」
ペリーヌは俺の嫁