○「(ドレス…か)」
ミ「……」
○「欲しいのか?」
ミ「…いいえ、ちょっと…」
ミ「最後にくれたものに似てるなって…」
○「…クルトさんか」
ミ「……」
○「本当に…その、亡くなったのか?」
ミ「ええ…」
○「でも、遺体は見つかってないんだろ?」
ミ「もう…いやなの…」
○「え…?」
ミ「もう嫌なのよ!!!淡い期待を抱いて辛い思いをするのは!!」
○「ミーナ…」
ミ「私だって…私だって信じたいわよ!クルトは生きてる、いつか私の元に帰ってきてくれるって!!」
○「わかった…とりあえず落ち着いてくれ」
ミ「でも!!生きてるって信じたいけど!頭ではわかっているもの!爆撃を受けて生きていられるわけがないって!」
○「ミーナ」
ミ「生きてるわけない!死んでるにきまってる、あの時にもう死んじゃってるんだって!」
○「ミーナ!」
ミ「っ…」
(ざわざわ…)
○「…場所を変えよう」
ミ「……」
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