ミ「あ、兄さん…」

○「――」

ミ「え…?これを私に…?」

○「――」

ミ「私の誕生日…覚えててくれたのね…」

○「――」

(なでなで)

ミ「んぅ…。子供扱いしないで…?私ももう立派な大人よ?」

○「――」

ミ「兄さん…。開けてみてもいい?」

○「――」






ミ「綺麗…。このドレス…高かったでしょう?」

○「――」

ミ「うれしい…。とってもうれしいわ、兄さん…」

○「――」



ミ「…ごめんなさい。私…、もう我慢できない!」

(ぎゅっ)

○「――」

ミ「兄さん…、好き…」

○「――」

ミ「好きなの…。愛してるの…兄さんを」

○「――」

ミ「とぼけないで…?私全部知ってるの」

ミ「私と兄さんは本当は血がつながってないんだって…」

○「――」

ミ「何度も諦めようとした…。それでもやっぱり無理だった…」

ミ「兄さんのことを…、一人の男性として見てしまうの…」

○「――」

ミ「兄さん…、私を…もらってください…」


エーリカの場合
妹カーニバル6