<扶桑軍基地>
男A「ならあれはネウロイの仕業ではないと言うのかね?」
男B「はい。あれは兵士たちの操作ミスによる誤射であるとのことです」
男A「…ふむ」
男B「いかがなさいますか?亡くなった者の遺族にこの話を?」
男A「…突然現れた人類の敵に対して扶桑軍は勇敢に立ち向かう」
男A「『ネウロイに殺された尊い犠牲者』の分もな」
男B「…?」
男A「どうだ、実に素晴らしい物語だとは思わんかね?」
男B「…つまりネウロイの仕業にするということですか?」
男A「素晴らしい物語には多少の嘘も含まれるのだよ」
男B「なるほど」
男A「扶桑軍は今大事な時期なのだ。名だたる国々に扶桑という国の軍事力を見せつけねばならない、確固たる国際的地位を得るためにもな」
男B「ごもっともです」
男A「たかが数人死んだだけだ。それに物語にはいいスパイスとなるだろう?」
生まれ変わってもまた一緒になろうね5