名前:観月しおり&観月さおり

バカ犬の命がお嬢様に弄ばれた回数359回

幸せです、お嬢様…

—ミルティアナ共和国人民軍・観蘇国境地帯

さおり様、弾幕が激しくて岩陰から動けないです…

あたしもよ…
ったく、どうしようかしら…
……バカ犬、伏せて!

へっ!?

ターンッ!

ひ、ひっ!?
(後ろから銃声が…!?)

久しぶりね、エレナ。

…?
(エレナって、まさか、この前に会った…?)

よく気がついたな、さおり。
まぁ気がついて無くても、重傷を負わせて持って帰ろうとしただけだが。

いや、勝手に持って帰られても困るわよ。
そんなことより、エレナ。
これ、どういうことなのよ?
勝手に砲撃で油田は潰す、兵士をバタバタ薙ぎ払う、国土をボコボコ砲撃する…
ちょっと、何考えてるのか小一時間問い詰めたいわ。

あぁ、それか。
それに関しては、ここに封書があるから読んでくれ。
イリーナからの手紙だ。

バカ犬、それを受け取って、匍匐でこっちまで持ってきて。


は、はぃ…1302a
……1301a